2005年8月3日(水)
札幌(8:36)バス→(花畔(バンナグロ))→石狩(9:36)
石狩灯台・・・はまなすの丘公園ヴィジターセンター・・・日本海・・・展望台・・・弁天歴史公園・・・八幡神社・・・弁天社・・・海浜植物保護センター・・・いしかり砂丘の風資料館・・・石狩温泉「番屋の湯」・・・石狩川
石狩(15:00)バス→札幌(16:00) 【地図】
大雨洪水警報が出ていて、雨風とも強い。 昨日バス停を確認しておいて良かった。札幌駅の地下街を通り、ずぶ濡れならずにバス停へ。
終点の石狩で降りて石狩灯台へ向かうが、風で傘が壊れそうだ。はまなすが咲いている。観光客は一人もいない。
石狩灯台(右が映画ロケ以前)
遊歩道を少し歩いてから、はまなすの丘公園ヴィジターセンターへ。雨に煙る中、灯台をはさんで石狩川と日本海がうっすらと見える。
♪「俺ら岬の灯台守は・・・」の歌で知られる映画「喜びも悲しみも幾年月」(S32年)の映画撮影のため、灯台に赤の縞模様が塗られた。雪の中で目立つので以後、降雪地の灯台に赤の縞模様がつけられるようになったとか。(黒もある)
センターに展示してあるロケ風景の写真。高峰秀子・佐田啓二が若い。
所々冠水している道を展望台へ歩く。雨も小降りになってきた。弁天歴史公園の運上屋の再現家屋、石狩八幡神社、弁天社、海浜植物保護センターと見てから、石狩川の川岸に出て対岸に渡る。渡船場が昭和53年まであったそうだ。
運上屋(再現・松前藩の交易場所)
石狩温泉「番屋の湯」で共通入場券を買い、いしかり砂丘の風資料館へ行く。
紅葉山遺跡出土の展示が一室のまとめられている。入場者も結構いる。写真撮影もOKのところがいい。
縄文時代の鮭漁の魞(エリ)がきちんと復元されている。舟形容器は108cmもある。木製品が残るのは稀だ。
紅葉山49号遺跡展示室・縄文中期(約4千年前)のサケ漁の魞(えり)
舟形容器(木製・全長108cm) 盛付け想定図
番屋の湯の海の見える露天風呂へ入る。強塩泉で赤茶色、しょっぱい。風呂あがりの生ビールがすっかり効いて、帰りのバスではいい気持ちで寝てしまった。
石狩温泉「番屋の湯」
*石狩へ来る途中の地名「花畔」(バンナグロ)について後日、小樽市立図書館で調べ、考えた。
アイヌ語で石狩川中流域の人のことを「パナングル」という。→(音韻転倒し)→「バンナグロ」となる。ちなみに石狩川河口の人のことは「イシカルングル」という。(北海道地名辞典)・(北海道百科事典)
「畔」はクロとも読む。 畔柳(クロヤギ・クロヤナギ)、畔森(クロモリ)など。
また、花畔(かはん)という言葉もある。→花の咲いている畑や川のほとり(漢和辞典)
以上のことから考えると「バンナ」に「花」を当て(ハナ→バナ→バンナ)、「グロ」に「畔」を当てたのではと推量した。(暇だねえ、俺も)
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