坂名の由来などは『東京23区の坂』の「港区」で。 烏森神社 平将門の乱を平定した鎮守府将軍藤原秀郷(俵藤太)の創建という。 今は烏の群がる森はなく、開運・ご利益のグッズを買い求める善男善女? 我利我利亡者?たちで賑わっていた。 鏡照院・末広稲荷大明神 御府内八十八箇所の20番札所 稲荷社は京都の伏見稲荷大社を勧請 愛宕男坂 講談「寛永三馬術」で曲垣平九郎が馬で上った「出世の石段」 出世するのも命がけだ。 「おっ立つやうに愛宕の男坂」 柳多留 「愛宕山」 愛宕社(男坂・女坂)『江戸名所図会』(正面の石段が男坂、右の斜めの石段が女坂) 榎坂から狸穴坂に向かう。 狸穴坂 左はロシア大使館でこのあたりは警備が厳重で、 前回は警備員とひと悶着したが、今日は何とか写真が撮れた。 永坂下の「麻布永坂 更級本店」 十番稲荷神社 鳥居坂 向い側に暗闇坂が上っている。 坂上あたりだけ暗さが残っている。 昔はこのあたりにも狸・狐・蛇も出たろう。 大黒坂の途中に港七福神の大黒天の大法寺がある。 平将門の乱の平定のため東征した、源経基ゆかりの松 「一本松由来碑」(源経基が冠装束をこの松に掛けたという故事) 氷川神社(麻布) 源経基が一本松のところに創建したという。 港七福神の毘沙門天 安藤記念教会会堂 「説明板」 仙台坂(坂下方向) この先に韓国大使館があり、警備が物々しくて写真は撮れない。 これも昨今の日韓関係のご時勢からか。 二之橋を挟んで日向坂の上りとなる。 二之橋から古川(下流方向) 日向(ひゅうが)坂 円徳寺の屋根は開閉式? ではないだろう。 志ほ(お)あみ地蔵尊 潮網?潮浴み? 昔はこのあたり(神明坂の坂上)から江戸湾が望めたのかも。 古くは渡辺綱の産土神で、数多くの武将等の崇敬を受けてきたという。 このあたり一帯は渡辺綱の伝説地。 オーストラリア大使館の庭園には渡辺綱の「産湯の井戸」(綱の井)が残るそうだ。 三井倶楽部は佐土原藩島津家、会津藩保科家の屋敷跡 ここも渡辺綱の伝説地。 聖坂 亀塚稲荷神社・済海寺・「竹芝伝説」は「中原街道」に記載 水野監物邸跡 「説明板」 赤穂浪士ゆかりの地 ここは前回、見つからなかったところだ。 田町駅に向かう。山手線は線路切替え工事で運休中で、 田町駅が始発の京浜東北線に乗って帰路についた。 |